こんにちは、スタッフのトモです。
山本美術館のインスタグラムのフォロー数が
700人近くになりました。
いいね!やコメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
世間では新型コロナウィルスの感染拡大で医
療崩壊という言葉も耳にします。
一時は、京都へ観光される人々も減少してお
りましたが、GoToキャンペーンなどの影響に
より、最近では嵐山などは観光客で溢れかえ
っているようです。
連日感染者数が発表されますが、その中で回
復された方はどれくらいおられるのか?
各地域の検査数と感染者数を比較した結果は
どうなのか?その辺りも気になるところです。
また、消毒・殺菌の習慣が増すコトにより、
免疫が下がれば、別の菌やウィルスによる感
染率が上がるのではないかとも考えられます。
かつてニホンオオカミが絶滅した事によって、
鹿が繁殖し過ぎて農作物への被害が拡大した
ように、目に見えない菌の世界でも絶滅する
問題は考えられうることです。
さて、お待たせいたしました、今回で第3回
目となりました4枚の絵シリーズ。
今回の風-3でも、貴重な原画が残っておりま
すのでそちらも是非ご覧ください。
絵・山本達郎「風-3」4枚の絵シリーズ 京都新聞 昭和57年11月12日(金)
「4枚の絵 秋Ⅲ」風-3
祭りのにぎわいが遠くの空から聞こえてき
ます。メリーゴーランドの音楽でしょうか、
古めかしいワルツがとぎれとぎれに流れて
います。調子はずれのラッパの音、物売り
の呼び声、子どもの歓声、そして真昼の花
火。
ツヤツヤ輝く果実をあふれさせて、荷車は
行きかい、着かざった人々はたがいにほほ
えみかわすでしょう。色とりどりのお酒が
グラスにゆれ、香(こう)ばしいにおいが
広場一ぱいに満ちているでしょう。次々と
ダンスの輪は増え、子どもらは走り回り、
神様も祝ってくれる収穫(かく)祭です。今年は祭りに出かけません。静かに耳をか
たむけていましょう。お酒を飲まなくても
心は酔(よ)い、ダンスを踊(おど)らな
くても身は軽くなってきます。はじけたト
ウモロコシが二つ。ひとりの祭りを祝って
います。
風-3の原画
達郎さんは子どもの頃バイオリンを習ってい
たらしい。学生時代はバンドを組んでギター
やヴォーカルをしていて、充子さんと暮らし
てからも毎日歌って踊っていたそうです。
ピアノも弾くし、アコーディオンも物置きに
眠っているそうなので、音楽とも深く関わっ
ていました。
ファンタジー世界という言葉で表される事が
多かったのですが、絵の中に登場する犬や猫、
トウモロコシにしても荷車や変なお面にして
も、想像で作り上げた物は出てこないような
気がしています。
すべて自分の目で触れたり、関係のあった事
物を描いてたのかなと、最近は思っています。
少女以外は。
絵の感想やコメントなども頂けると嬉しいで
す。
次回は12月6日(日)午前に更新予定です。
では、また。
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